皆さまこんにちは ハトヤです。
秋といえど、季節の変わり目で体調をくずされたりは
していませんでしょうか
もうすぐお歳暮の季節です。
「お歳暮」という言葉が、今の若い人には
もう聞き有れない言葉となって「知らない単語」となっていることを
昨日のテレビで見て、愕然としてしまった筆者です。
日頃のお世話になっている方に一年の感謝を込めて
年末にご挨拶かたがた、贈り物をするのが
通年の日本の習わしとしてあります。
先方様のことを思い、何を贈れば喜んでくれるかと
心砕いて厳選してハトヤのかまぼこを
選んでいただけることを、私たちの誇りとして
支えとしてこの季節を感謝の気持ちで毎年迎えております。
今日は、私たちが心を込めて作り上げる
「かまぼこ」についてお話しさせていただきます。
かまぼこは、魚のすり身から生まれた、
まさに日本の伝統的な食文化の象徴です。
はるか昔、電気もガスもない時代から
手間暇かけて宮廷料理として確立し、
現代まで受け継がれてきました。
日本は、四方を海に囲まれているので、
かまぼこは日本で生まれ、日本で育てられました。
そんな伝統食品を私たちは「ハトヤ」は、
大切に守り継いできているのです。
良いかまぼこは、良いすり身を使う事が大切です。
まず、魚の身を丁寧に採り、洗って
余計な臭みを取り除くことから始まります。
その後、ミンチ状にし、小骨を抜く作業が続きます。
傷みやすくデリケートな身なので、スピードも要し、
ここまでの工程には、熟練した職人の手が必要です。
長い時間をかけて練ることで、魚の脂質が溶け出し、
しっかりとした粘り気が生まれるのです。
新鮮な魚を使わないと、この脂質が変化してしまっていて、
良い粘り気がでません。
この良い粘り気が、この後の加熱によって
ぷりぷりの食感を与えてくれるのです。
その後、調味料を加えて再び練り合わせます。
これらの作業は機械を使っても2時間近くかかりますが、
昔の人々はその手で丁寧に仕上げていました。
その姿勢には、頭が下がる思いです。
彼らが築いた技術と知恵が、今の私たちへと受け継がれています。
やっと完成したすり身は、成形されて板にのせられ、
窯で焼かれたり蒸されたりします。
電気やガスがない時代から、こうして作り方が確立され、
この伝統が守られてきたのです。
私たち「ハトヤ」は、
このかまぼこの素晴らしさを絶やすことなく、
今日も変わらぬ情熱で取り組んでいます。
お客様に喜びと感動をお届けするため、
心を込めて一つ一つ製造しています。
どうぞ、私たちのかまぼこを通じて、
日本の伝統と職人の技を感じていただければ幸いです。
ありがとうございます。